8月
院長のつぶやき(14):8月1日
<私が思う男と女>
おはようございます。天候不順が続き、急に暑くなり体調を崩さないよう十分お気を付けください。さて、今日は、「男と女の違い」について。
昔から多くの方が、男女の違いについて述べていますが、私なりの男女の違いについてつぶやいてみたいと思います。なお、私は男ですからどうしても男の立場からの見方となってしまうのはご容赦ください。
まず第1は、①「男と女は別な生き物」という認識を持つことです。動物と違い高度に発達した男女脳を持つ人間ですが、ホモサピエンスとして同じでも別な生き物と見做さなければなりません。それほど男と女は別々に脳を進化させたのです。特に、妊娠・出産・育児を終えた女性は、男性とは違った生き物に見えてきます。
そのため恐れ多くも相手を説得しようなどとは試みないことです。説得できたと思ってもそれは面従腹背です。
相手を理解することは無理として、ではどうすればよいのか?
それはお互いを認め合うことです。相手の立場・主張を尊重し認め合うことしかありません。別な生き物ですからお互いに理解するなど到底できるわけがありません。
以前内田裕也さんと樹木希林さんの夫婦の関係が話題になりましたが、娘の也哉子さんが弔辞で述べた「カオス的結婚」、これこそ「男女は別な生き物」の究極の姿ではないかと思います。お互い別な生き物であることを認識し、理解することはあきらめ、お互いを認め合うことにしましょう。
二つ目は、これも古くからよく言われてきたことですが、②「男はなぜ浮気をするのか?」です。
子孫を残すことが、生き物としてDNAに刷り込まれています。子孫を残さなければ人類は滅びてしまうからです。どの生き物も同じです。しかし男女差を考える時、子孫を残す行為において、卵子と精子の数の違いを見れば、男の浮気やむなしとも思えてきます。
生涯女性が生産する妊娠可能な卵子の数は500個以下に過ぎないのに対し、男が生産する精子の数は、少なく見積もっても1,000,000,000,000個を上回ります。
このため男は、精子を作り続け、射精し、手当たりしだいに受精させ自分のDNAが入った子孫を残したいと思うわけです。所謂「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」式です。
これに対し、女は生涯生産する卵子は、約500個ぐらいで、この中で妊娠の可能性のある卵子は、さらに絞られます。ごく少数の卵子しか受精できないのですから、一つ一つを大事にします。優秀な子孫を残すために、異性を選ぶのに慎重にならざるを得ません。ここに大きな生物学的な男女差があります。
この結果、本能のおもむくままに本能が社会規範(結婚)に勝った男は浮気をし、理性が感情を抑えることができた男は、浮気をせずに夫婦間を何とか保って生きていきます。
生物学的にみると、現代の男って、つらい世の中を生きているのですネ。