4月

院長のつぶやき(10):4月1日

 

<ゴッドハンド(神の手)>

 

こんにちは、もう3月が去ってしまいました。今年の冬は雪が少なくて助かりました。いつもこうだといいのですが。

 

さて、今月のつぶやきです。世の中には、その道の超優れた技を持つ人が何人かいます。所謂「ゴッドハンド(神の手)」と言われる人達です。普通の人と神の手を持った人との違いは何でしょうか?

 

私は次のように考えています。その人は「地獄を見たことがあり、天の声を聴き、悟りを開くまで努力をした人である」と。

 

地獄を見たとは:死線を彷徨ったか、自殺するまで追い詰められたような過去を持った人、

 

天の声を聴くとは:心の琴線に触れた何かを感じた人、自分のやりたいことを教えてくれた神の啓示を聞いた人、悩んだ末に活路を見出す言葉を受けた人

 

悟りを開いたとは:努力の結果自分なりのやり方を見出した人、

 

凡人が見てどうしてあのようなことができるのか不思議に思うようなことがいとも簡単に出来てしまうのですが、その背景には、本人しか知らない深い過去の蓄積があったはずです。

 

先日新聞に、フランス料理シェフの世界的権威:アラン・デュカスさんが載っていました。経歴を見るとまさにゴッドハンド得る条件そのものでした。料理業界でも同じことが言えるのだと意を強くしました。

 

この業界(整体、セラピー等)にも、全国にはすごいゴッドハンドがおられるようです。その方達は、先ほど述べたような過去もしくはそれに近い過去を経験してきています。その結果ゴッドハンド(神の手)を手に入れ、現在の栄光はその陰の苦労の末にあるのだと思います。

 

その人達が主催するいろいろなセミナーがありますが、そのセミナーに数回参加したぐらいではとてもゴッドハンドを手に入れることはできないでしょう。背景が違いますから。

 

私のやっていることは、ゴッドハンドの経験なり天の声も聞けませんが、私なりの知識と技術向上の習得に努め、悩み、苦しみながらも日々勉強を続け努力しています。少しでもゴッドハンドに近づくために。