2025年12月
院長のつぶやき(90):12月1日
<映画「国宝」>
おはようございます。12月になり、2025年(令和7年)も残すところあと1ヶ月となりました。本当に1年の過ぎるのが早いですね。
さて今日は、先日妻と観に行った映画「国宝」についてつぶやいてみたいと思います。
この映画は皆さんご存じの通り、任侠一門の息子吉沢亮演じる「立花喜久雄」が、名跡のない身でありながら、15歳から歌舞伎界に身を投じ、厳しい指導に耐えながらも、持って生まれた天分と努力により「人間国宝」になるまでの生涯を縦糸に、横浜流星演じる歌舞伎名門の御曹司「大垣俊介」との確執やライバルとして共に芸に励む姿、はたまた周囲の人々との人間模様や心の葛藤を横糸にしたストーリーで、この中で、二人がともに成長して歌舞伎を演じるシーンなぞ、普段めったに見ることのない歌舞伎の演目をふんだんに取り入れた重層な物語になっています。
特に、吉沢亮と横浜流星の演技が素晴らしく、(関連記事によれば、歌舞伎の稽古に1年半もの時間をかけて準備をしたそうです。)歌舞伎役者に負けずとも劣らない演技で、「曾根崎心中」や「娘増上寺」などを演じています。歌舞伎なぞ普段全然関心のない私でも、引き込まれる何かを感じました。
昔テレビで「劇場中継」と言うNHKの歌舞伎番組があり、その中で、松本幸四郎や中村扇雀、扇千景などが出ていた歌舞伎を少しは見たことはありましたが、遠景で言葉遣いもわからず全然面白いとは思いませんでした。
しかし今回のこの映画で、歌舞伎全般の流れや全体像、舞台装置の裏側、主演の吉沢亮、共演の横浜流星2名の真迫の演技とズームアップされた表情の機微を見て、歌舞伎の面白さに気づかされました。ぜひとも本当の歌舞伎を見てみたいものです。
現在興行収入が173億円を超え、「踊る大捜査線2」の興行収入記録を更新し、実写版での新記録を作って1位になっていることもうなずけます。
来年の第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表にも決定しているそうで、ぜひアカデミー賞を取ってもらいたいと思います。