2025年3月

院長のつぶやき(81):31

 

<伝検>

 

おはようございます。2月は早くも逃げていき、3月になりました。3月もすぐ去ることでしょう。1月、2月、3月は本当に早く過ぎていきますね。

 

さて、今日は「伝検」についてつぶやいてみたいと思います。皆さん「伝検」と聞いて何のことかわかりますか?ほとんどの人は、多分わからないのではないかと思います。

 

これは、昨年から始まった「日本伝統文化検定」を省略し、「伝検」と呼ぶのだそうです。

 

では、「伝検」とは、どのようなものでしょうか?「伝検」は、端的に言えば、日本の伝統文化を総合的に学ぶ検定で、「伝統工芸」と「伝統文化」の2分野に関する知識を問う検定です。

 

検定区分のうち、「伝統工芸」は、「陶磁器・ガラス」、「金工・木漆工」、「和紙・染織」、「建築庭園・浮世絵」の4カテゴリー8項目についての歴史や各種工芸品の作成方法・作成手順、またいろいろな工芸品の産地やその特徴などを問うものです。

 

一方、「伝統文化」は、「伝統色・文様」、「茶道・和菓子・日本茶」、「食文化・歳時記」、「歌舞伎・能楽・人形浄瑠璃文楽」の4カテゴリー10項目について、その知識や伝統芸術等の意義や言葉の意味・呼び方について問うものです。

 

日本伝統文化検定協会公式テキストの各ジャンルには、それぞれの工芸品の歴史や作成方法、著名な作成者などが記述されており、検定問題はこのテキストの中から出題されます。

 

テキストの内容は、例えば陶器と磁器との違い、魚子文・置上・鎚起等の言葉の意味、その他いろいろな装飾方法の数々等々、始めて見聞きするものばかりです。

 

先日、第1回目の「伝検」3級を受検しました。500ページ足らずのテキストであり、約1ヶ月の準備期間で臨んだのですが、見事「不合格」となりました。

 

過去問もなく、どのような傾向でどのような問題が出されるのか皆目見当もつかないまま試験を受けましたが、残念ながら失敗しました。

 

普段伝統工芸品などとはなじみが薄く、テレビの「なんでも鑑定団」で高額なお茶碗などが出てくると“ヘェ-”と言ってびっくりするぐらいでした。

 

 

今回は残念ながら「不合格」でしたが、これを機に、「伝統文化」や「伝統工芸品」に興味を持ち、今年予定されている第2回目、第3回目の「伝検」に挑戦し、3級と2級の合格を目指して頑張りたいと思います。