2023年11月
院長のつぶやき(65):11月1日
<蕎麦を打つ>
おはようございます。秋も深まり、霜が降り、初氷の便りも聞かれるようになりました。
今年は早々に色々な冬支度を済ませました。
畑じまいに冬囲い、冬タイヤへの交換、除雪器材の準備等先月中に終えました。さあもう何時冬が来ても大丈夫ですヨ。
さて、今日のつぶやきは「蕎麦を打つ」です。
私の続けている趣味の一つに「蕎麦打ち」があります。自衛隊定年後蕎麦打ちの市民講座を受講し、そば打ちの基本を習い、その後、年に数回、家で蕎麦を打ち、家族にふるまっています。
ユーチューブを見ると、色々な人が蕎麦を打ち、それぞれのノウハウを披露しています。
私のそば打ちのノウハウは、大それたことはありませんが、市民講座で教わったことやユーチューブで研究したこと、自分なりに考えたこと等それなりにあります。
今日は、私のそば打ちのやり方をつぶやいてみたいと思います。(実力はまだ全然伴っていません、何しろ「蕎麦打ち」は奥が深いですから・・・)
ノウハウの1つ目は、「十割蕎麦」だけを打つです。蕎麦は小麦粉を入れた内・外「二八蕎麦」などありますが、産地のそばの味だけで勝負する「十割蕎麦」にこだわっています。(蕎麦の味で技術をカバー)
先日、そば処幌加内に行った時、本場のそばを食べようと蕎麦屋に入ったのですが、そこで出されたのは「二八蕎麦」のみで、地元の味としてそれほど感動しませんでした。やはり「十割蕎麦」の方がそばの味そのものを味わえ、そば特有の食べつまりが起きないように思います。
正直言って味は、自分が打っている「十割蕎麦」の方がおいしかったように思いました。(ちょっと言い過ぎか?)
2つ目は、「200g」の定量で打つです。家で打つ蕎麦は、大量を必要としないので、少量(200g)で十分です。家で食べる時は毎回200gで打っています。家族全員にふるまう時も200gに分けて何回も打ちます。少量かつ200g定量で打つことにより、そば粉をこねる時の感覚を一定に保つことができます。
3つ目はそば粉の加水に「熱湯」を使用することです。これは市民講座の講習で、講師から十割蕎麦を打つ時のコツとして教えてもらったものです。
十割蕎麦はつなぎとしての小麦(グルテン)がないので切れやすくなります。この熱湯を使うことで切れにくくなるとのこと。それ以来「十割蕎麦」を打つ時には加水に熱湯を使っています。
この他にもノウハウはありますが、「十割蕎麦」を打つにあたって苦労しているのが、長いそばにならないことです。
200gだとたたむ時にうまくたためないため、長い麵にすることが難しく苦労しています。
数年前ニセコの有名な蕎麦屋で、「十割蕎麦」を食べてから「十割蕎麦」が好きになりました。そして自分で打つようになりましたが、どうしても切れてしまい、長くなりません。いかにしてススれる長いそばを打つことができるかが現在の研究課題です。
店で蕎麦を打って、商売してお客に出すわけではないので、それほどこだわる必要はないのですが、やはりそれなりにおいしくてススれる長いそばを打ちたいと思います。
よりおいしい、長い「十割蕎麦」を目指して、今後も蕎麦を打っていきます。