2023年7月

院長のつぶやき(61):71

 

<歌謡コンサートを鑑賞>

 

おはようございます。今年も半年が過ぎました。先日まで「寒い、寒い」と言っていたのが、噓のようで暑い日が続いています。本当に年を取ると月日の経つのが早く感じます。充実した時間を過ごさなければ、すぐ年を取ってしまいます。(すでに充分年寄りですが・・・)

さて今日のつぶやきは、先日見に行った「歌謡コンサート」についてです。

先月26日に約40年ぶりに、生涯2回目となる「歌謡コンサート」を、客席最前列で観てきました。

 

妻が若い頃ファンだった歌手が出ており、また往年の有名歌手が多数出ていることもあり、行こうということになりました。

 

出場歌手の顔ぶれは、元フォーリーブスの江木俊夫(俊坊)、ロカビリーで名を馳せた尾藤イサオ、その他、あべ静江、伊藤咲子、三善英史など多彩な顔触れが揃っており、また歌う歌も我々の年代には懐かしい歌を次から次へと披露し、大いに楽しませてくれました。

 

特に、俊坊の名司会も相まって少しも退屈することなく、2時間があっという間に過ぎ、充実した時間を過ごすことができました。

 

出場歌手の皆さんは、相応にお年を召され、若い頃の華やかさはありませんでしたが、やはり、テレビやVRで見るより実物の方がいいと実感しました。

 

ところで出場歌手の皆さんは、ほとんど60歳を過ぎていましたが、歌った後にみんな共通して言っていたのが、「今歌った歌は、今から約50年前の私のデビュー曲です。皆さんのおかげで、この曲を50年間歌い続けています」と。

 

昔ある俳優が、次のようなことを言っていました。「歌手はいいよなー、ヒット曲があればその1曲だけを覚えていれば一生歌っていける。役者はそうはいかない。作品ごとに毎回セリフを覚えていかなければならないので大変だ」と。

 

この言葉は俳優と歌手の特徴を端的に表した名言でしょう。今回の「歌謡コンサート」を鑑賞したときに実感しました。本当に皆さん同じ歌を50年間歌い続けているのですから。

 

 

でも我々年配者にとっては若かりし頃聞いた懐かしい歌を現実に聞かせてくれるのですからこんなうれしいことはありません。ファンが喜ぶその1曲だけで、50年間やっているベテラン歌手に、改めてすごいなと思いました。