2023年5月
院長のつぶやき(59):5月1日
<お花見雑感>
おはようございます。ゴールデンウィークが始まりました。今年こそ新型コロナの制限のない、楽しいゴールデンウィークになってほしいものです。
さて、今月のつぶやきは、お花見についてです。先月の23日と24日に松前と函館に花見に行ってきました。
北海道の花見といえば5月のゴールデンウィーク中が定番でしたが、今年はずいぶん早まりました。全国的にも桜の開花が早く、過去一番早い開花がほとんどでした。
北海道も4月14・5日ごろから開花が始まり、20日過ぎには満開になる予想が出ており、早めに花見に行くことにしました。
4月23日に松前城、24日には函館五稜郭公園に行きましたが、2か所とも桜が満開で素晴らしい花見ができました。
特に、五稜郭公園の桜は、ソメイ吉野のみであり、5角形の城郭に沿って、1,000本以上の桜の木が植えられており、ピンク一色の公園全体は、それはそれは壮観でした。
当日は天気も良く、暖かく、風もなく、ウォーキングを兼ね城郭を2周して、桜の園を堪能しました。
ところで桜の木を子細に見てみると、数多くの老木があり、そのほとんどの枝は、切られた跡がありました。そこでふと思ったのですが、「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という言い伝えがありますが、この言い伝えは間違いではないかと・・・。
素晴らしい花を咲かせている桜の木の数ある老木のほとんどは、枝が切られていたからです。やはり古くなった枝は切って再生を促す必要があるのではないかと・・・。
現に切られた枝の下の方から若い芽が伸びて、花を咲かせていました。
言い伝えの「桜切るバカ」は、素人に対する戒めなのかもしれません。桜を上手に育てていくために専門家は、切るべきところを見極め、しっかり管理していくことでこのような素晴らしい桜を長く育成することができるのだと改めて実感しました。
よい目の保養になりました。毎年でも観たいものだと思いながら函館を後にしました。