2023年3月

院長のつぶやき(57):31

 

<映画「レジェンド&バタフライ」を観て>

 

おはようございます。3月になりました。ロシアがウクライナに侵攻して1年が過ぎましたが、一向に戦争が終わる気配がありません。ウクライナにとってこの理不尽な惨状がいつまで続くのでしょうか?

一日も早くこの戦いが終わることを祈らずにはいられません。

 

さて今日は、先日妻と観た「レジェンド&バタフライ」の映画についてつぶやいてみたいと思います。

インターネットを検索していると、この映画について、いろいろな人がいろいろなコメントをしている画面が出てきます。高評価がある一方辛辣な意見を述べている人もいます。そこで私も一言。

 

私はまず題名に違和感を覚えました。レジェンドといえばスポーツ界で多く使われ、サッカー界のレジェンド「三浦カズ」やスキージャンプのレジェンド「葛西紀明」といった具合に。

 

信長にレジェンドを使った例など寡聞にしてほとんど知りませんでした。また、バタフライといえば「蝶々夫人」ぐらいで濃姫が帰蝶(バタフライ)と呼ばれていたことなどこの映画で初めて知りました。

 

題名はストーリーからすれば単純に「信長と濃姫」でよかったのではと思ってしまいます。(ちょっと奇を衒い過ぎたのかな・・・?)

 

2つ目は、ストーリーは単純に面白いと思いました。歴史上の人物で、戦国時代の最も人気のある武将の一人である信長と、まむしの道三の娘としか知らない濃姫との夫婦愛や葛藤を、コメディやシリアス両面を織り交ぜ、ラブストーリーとして仕立てた構成は、なかなかユニークで面白かった。

 

始まるまでは3時間はちょっと長いのではと思っていたが、最後まで退屈することなく観続けることができた。これもストーリーの面白さがあったからでしょう。

 

最後に木村拓哉(キムタク)について、

キムタクは、どのドラマを見ても登場人物よりもキムタクが前面に出てくると言われていますが、これは仕方がないことと思います。

 

むかし、三船敏郎という有名な俳優がいましたが、三船ファンにとってはどの映画でも三船が前面に出て、ともかくかっこよく面白い映画になっていました。「7人の侍」や「赤ひげ」はたまた「山本五十六」にしろ、ともかく三船敏郎あっての映画でした。

キムタクファンにとってはこれと同じで、ともかくキムタクが前面に出ている映画がかっこよく面白いのです。

 

逆に、西田敏行や伊東四朗みたいにバラエティーで人気を博していても、シリアスなヤクザ物や刑事物の犯人役をやっている時は、凄みをきかせ、「こんな役もやるのか」とびっくりしたものです。キムタクにはこのイメチェンは向かないのではないでしょうか。やはりかっての三船敏郎と同じように、キムタクが出ているだけですべてかっこよく面白くなるのです。

 

 

キムタクが前面に出たこの映画も、キムタクファンにとっては、最高に楽しい映画になったのではないでしょうか。