2022年7月
院長のつぶやき(49):7月1日
<一流人の条件>
おはようございます。梅雨が随分早く終わり、暑い日が続いています。異常気象が続く中、体調を崩さぬよう十分注意しましょう。コロナにも油断することなく。
さて今日は、「一流人」になるための条件についてつぶやいてみたいと思います。皆さんは「一流人」と聞いてどのような人を思い浮かべますか?
大企業の社長さん、有名なスポーツ選手、政治・経済界、あるいは世界で活躍している人、はたまた有名な芸能人・映画スター等でしょうか?
日本経済新聞(日経新聞)に、昔から今でも続いている有名なコラムに、「私の履歴書」があります。各界の著名人を取材し、その人の生き様を履歴書風に紹介するものです。
今から(私の記憶が正しければ)4~50年前に日経新聞の取材陣が、「私の履歴書」に登場した人物、所謂「一流人」とはどのような人か、またそのような人になるにはどのような条件があるのだろうか」と調べた結果が記事になったことがありました。
その結果、「一流人」と呼ばれた人には3つの共通点があったというものです。その3つの共通点とは、1つ母親が偉かったこと、2つ目は、記憶力がよかったこと、3つ目は、若い頃寝食を忘れるほど没頭して物事に打ち込んだ期間があったことだそうです。
どういうことか、理由を考えてみるに、母親が偉いということはよく聞きます。母親の遺伝子やしつけは、その子の将来を左右すること大でしょう。記憶力の良さも将来、大きく成長するための最小限の能力の1つでしょう。
でもこの1つ目と2つ目は、自分ではどうしようもないものです。
母親は選べないし、生まれつきの能力も差があることでしょう。
しかし3つ目は、自分で乗り越えることができそうな条件の様に思えます。
与えられた環境が厳しく逃げ出したい時、高い壁があり乗り越えるためには必死の努力が必要な時とかは、寝食を忘れ問題を解決のための努力が必要となるでしょう。
この境遇から逃げずに努力した結果が「一流人」になるために自分を磨いてくれたというわけです。
当時何人の人が「私の履歴書」の対象になったのかはわかりませんが、登場人物が持っていた共通的なものを、帰納法的に導いた結果であり、当時妙に納得して記事を読んだものです。
ところで「一流人」がいるのなら「二流人」や「三流人」はいるのでしょうか?また、どういう人を言うのでしょうか?はたまたそういう人になるための条件とは・・・?
この3つの最小限の条件がそろっていない人を言うのでしょうか?
気になるところです。