2021年8月
院長のつぶやき(38):8月1日
<東京オリンピック2020>
おはようございます。
ついに東京オリンピックが始まりました。2020年の予定が1年延期され、中止か再延期かといろいろな議論があり、開催反対が80%以上の反対世論の中、何とか開催にこぎつけました。
大会関係者の苦労はどれほどだったかと心中お察しいたします。本当にご苦労様でした。
まだ始まったばかりですが、オリンピックの閉会式まで、またパラリンピックの終了まで成功裡に無事終わることを心から願っています。
それにしてもオリンピックに対する世間の風当たりはすごかったですね。
スタートから「ロゴマーク盗作騒動」、「国立競技場のデザイン変更」に始まり、「コロナでの1年延期」、「非常事態宣言下での開催可否の論議」、はたまた前日までの「役員や演出家等の辞任や解任」まで、次から次へと不祥事続きで、これでもかというぐらい齟齬・不具合の連続でした。
ある人曰く「呪われたオリンピック」だと。
前回1964年の東京オリンピックを知る私にとっても、あまりの状況の違いに、ほとほと呆れてしまいました。
前回から56年間の時が経ち、「自由に発言できる、個々人の意見を自由に言える世の中になった」と日本が成長(?)した証でしょうか?
いや逆に、いざという時に「一致団結」できなくなったということで、日本の国力が低下したのでしょうか?
いずれにしても、このコロナは非常時を告げるものです。コロナ禍という非常事態にオリンピックという一大事業を成し遂げるには、人それぞれの意見の違いは判りますが、平時にはそれで通用するかもしれませんが、非常時にはそうわけにはいかないと思います。
オリンピックという国家事業を引き受けたからには、かつコロナ禍という非常事態には皆で一致協力していくことが必要と思います。
「滅私奉公」などの死語を使う気はありませんが、「一致協力」は今も死後であってはならないと思います。
今回のコロナ禍での東京オリンピック開催は、非常時での国としての対応の在り方に大きな教訓を残したのではないでしょうか?
ところで私は、札幌でのサッカーやマラソンを観に行きたかったのですが・・・。(自分の目で生のオリンピックを見られるなんて一生に一度あるかないかの出来事ですから)
しかしながら北海道の感染状況や道知事からの観戦自粛要請が出ている中、残念ながら諦めました。
仕方なく競技開催中はもちろん、閉会式まで静かに自宅でテレビか新聞で結果に一喜一憂しながら、「東京オリンピック2020」を楽しみたいと思います。
ガンバレ、ニッポン!!