2020年2月

院長のつぶやき(20):2月1日

 

 

 

<老人とスマホとテーマパーク>

 

 

 

全国的に暖かい日が続き、特に雪国では、雪の少なさが際立っています。異常気象が続いていますが、実は、これは今に始まったことではありません。

 

 

 

我々団塊世代が中学校の頃の教科書に「暖冬は異変か」という文章が載ったことがあります。今から約50年以上前の話ですが、当時から暖冬が続きその頃から異常気象は出現していたのです。少しずつの変化のため対策を取らず、今日を迎えているというわけです。

 

グレタさんの警告をどう受け止めればいいのでしょうか?

 

 

 

さて、今回のつぶやきですが、先日妻と孫とで東京ディズニーランド(TDL)に行ってきましたが、その時思ったことをつぶやいてみたいと思います。

 

 

 

当日は、閑散期ということもあり大して並んで待つこともなく、アトラクションも予想以上に乗ることができ孫も大満足でした。

 

 

 

しかしその時感じたことは、「今は、スマホがなければ、テーマパークでは楽しく遊べないなあ!」と言うことでした。特に、ファーストパス(FP)の恩恵を受けるには、スマホがなければ話になりません。

 

 

 

昔東京に住んでいてTDLにも何度か行き、TDLでのFPの有難味についても十分承知していました。でも以前のFPは、紙ベースでありアトラクションの前で並ばなければ取得できませんでした。

 

 

 

しかし、今はFPがスマホに組み込まれ、スマホがなければ不自由極まりないことになっています。また、混雑状況や待ち時間などもスマホで表示され、確認しながら行動できるようになっています。

 

 

 

若い人はごく当たり前に操作していますが、70歳を超えた老人には、ちょっと荷が重く、対応しきれなかったというのが実感でした。(対応は小6の孫がほとんどやってくれました。)

 

 

 

23年前にユニバーサルスタジオジャパン(USJ)に行った時は、完全にペーパーレスで入場券やアトラクション・パスは、全てスマホで対応しなければなりませんでした。TDLは、まだそこまで徹底されていませんでしたが、それでもスマホがなければスムーズにアトラクションには乗れなかったでしょう。

 

 

 

これ等のことを皮肉を込めて端的に言えば「スマホを使えない老人はテーマパークに来るな」と言っているみたいですね。(テーマパークに限らず、世の中の仕組みがほとんどスマホ中心になっていますが。)

 

 

 

老人へのスマホ対策も新たに考えなければ落ちこぼれ老人が増え、高齢化社会を一層深刻にさせていくでしょう。

 

せめてテレビを見る時のリモコンぐらいにスマホの操作が簡単になればお年寄りも使えるようになると思うのですが・・・